
こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。
京都旅行の計画を立てる際、誰もが一度は頭を悩ませるのが「車で行くか、電車にするか」という移動手段の問題ではないでしょうか。
「自分の車なら荷物も気にならないし楽そうだけど、渋滞が心配」「電車は時間が正確だけど、満員バスや乗り換えが大変そう」など、それぞれにメリットとデメリットがあり、なかなか決めきれませんよね。
特に最近はインバウンドの影響で混雑状況も変わっていますし、子連れやデート、雨の日など、シチュエーションによっても正解は異なります。
この記事では、私が実際に京都で生活し、観光案内をする中で感じているリアルな交通事情を交えながら、あなたの旅のスタイルに合った最適な移動手段を提案します。
記事のポイント
- 2025年の最新交通事情に基づいた車と電車のメリット比較
- 青天井になりがちな駐車場料金のリスクと回避策
- エリアや同行者ごとの失敗しない移動手段の選び方
- 最終的にあなたの旅行プランに車と電車のどちらが適しているか
京都観光は車と電車どっちがいい?正解ルートを解説

結論から申し上げますと、京都市内中心部(洛中・東山エリア)をメインに観光する場合、基本的には「電車+タクシー」の組み合わせが最も効率的でストレスが少ないです。
しかし、全てのケースで車がNGというわけではありません。まずは、それぞれの移動手段が抱えるリスクとメリットを整理し、なぜ「どっち」にするべきかの判断基準を解説します。
駐車場料金が高いリスクと渋滞回避のコツ
自家用車やレンタカーで京都に来る場合、最も警戒しなければならないのが「駐車料金」と「渋滞」です。
特に駐車料金に関しては、観光地周辺のコインパーキングで「特定日(土日祝や観光シーズン)は最大料金の適用なし」という設定になっている場所が非常に多いです。

注意:青天井の駐車料金
「20分400円」といった看板を見て安易に駐車し、観光を終えて戻ってきたら4,000円〜6,000円を請求された、というトラブルが後を絶ちません。看板の小さな文字で書かれた「上限適用外日」の条件を必ず確認してください。
また、京都の道路は「碁盤の目」状になっており、信号が多く、右折レーンがない交差点も多いため、一度渋滞にはまると抜け出すのに相当な時間を要します。
車を利用する場合の賢い回避策としては、「パークアンドライド」が有効です。
例えば、名神高速道路の京都南ICから直接市内中心部へ突っ込むのではなく、JR長岡京駅や大津駅(滋賀県)周辺の駐車場に車を停め、そこから電車(JR)で京都駅へ入る方法です。
これなら渋滞知らずで、駐車料金もリーズナブルに抑えられます。

バスの混雑と地下鉄移動のメリット

かつては「バス一日乗車券」を使って安く市内を回るのが王道でしたが、オーバーツーリズムによる混雑緩和のため、このチケットは廃止されました。
現在のバスは、観光客と地元の方で常に満員状態であることが多く、数台見送らないと乗れないことも珍しくありません。
そこで現在のスタンダードとなっているのが、地下鉄と私鉄を軸にした移動です。
地下鉄烏丸線(南北)と東西線(東西)を使えば、渋滞の影響を全く受けずに主要エリアへアクセスできます。
地下鉄・バス1日券を活用しよう
大人1,100円で地下鉄とバスの両方が乗り放題になるチケットがおすすめです。
長い距離は地下鉄で移動し、駅から目的地までの短い区間だけバスを使う「賢い乗り継ぎ」が、時間を無駄にしないコツです。
嵐山や清水寺へのアクセスは公共交通が推奨

京都を代表する観光地である「嵐山」と「清水寺」ですが、この2大スポットに関しては、車でのアクセスは避けた方が無難です。
嵐山の場合、メインストリートである長辻通は歩行者で溢れかえり、車はほとんど動けなくなります。
渡月橋の手前で動けなくなり、駐車場に入るまで1時間待ちということもザラです。
JR嵯峨野線、阪急電車、嵐電といずれもアクセスが良好なので、電車を利用しましょう。
嵐山へ車で行くなら必読!渋滞回避ルートと安い駐車場を徹底解説
清水寺周辺(東山エリア)も同様に、道が狭く一方通行が多いため、車での接近は困難を極めます。
最寄りの京阪「清水五条駅」や「祇園四条駅」から徒歩、あるいはタクシーを利用するのが正解です。
雨の日の京都観光ならレンタカーも検討

ここまで車のデメリットをお伝えしてきましたが、状況が一変するのが「雨の日」です。
雨の日の寺社仏閣巡りは、足元が悪く、傘をさしての移動で体力を消耗します。
雨予報が出ている場合は、レンタカーやマイカーの利用価値がグッと上がります。
濡れずに移動できる快適さは何物にも代えがたいですし、行き先を「京都国立近代美術館」や「京都水族館」などの屋内施設、あるいは郊外のカフェ巡りなどにシフトすれば、雨でも充実した一日を過ごせます。
子連れやベビーカー利用時の最適な移動手段
小さなお子様連れ、特にベビーカーを使用する場合は、移動手段の選択が旅の楽しさを左右します。
正直なところ、混雑した路線バスにベビーカーで乗車するのは、物理的にも心理的にもかなりハードルが高いです。
乗客ですし詰め状態の車内では、ベビーカーを畳まざるを得ない状況も多々あります。
ファミリーにおすすめの戦略
基本は「地下鉄駅のエレベーターがあるルート」を選びましょう。
駅から遠い場所へ行く場合は、無理せずタクシーを利用するのがベストです。
京都のタクシーは台数も多く、短距離利用も歓迎されます。
京都駅から錦市場へのアクセス決定版!バス・地下鉄・徒歩を徹底比較
エリア別で京都は車か電車かどっちを選ぶべきか検証
ここからは、具体的な行き先やシチュエーションに合わせて、「車」と「電車」のどちらを選ぶべきか、さらに踏み込んで解説していきます。
誰とどこへ行くかによって、最適解は変わります。
デートならドライブよりも着物でタクシー移動

カップルでの京都デートの場合、ドライブデートに憧れる気持ちもわかりますが、京都市内中心部ではおすすめしません。
渋滞でイライラしたり、駐車場を探してぐるぐると同じ道を回ったりしていては、せっかくの雰囲気が台無しになってしまうからです。
また、彼女が着物(和装)レンタルをする予定があるなら、なおさら車(自分で運転)やバスは避けるべきです。
着物は帯で締め付けられるため、長時間座りっぱなしや満員バスでの立位は苦しくなります。
デートでの正解は、「スマートにタクシーを使うこと」です。
電車で主要エリアまで行き、そこからはタクシーでさっと移動。これなら着物崩れも防げますし、エスコートも完璧です。
大原や貴船などの山間部は車移動が便利
「三千院(大原)」や「貴船神社」「鞍馬寺」、あるいは「美山かやぶきの里」といった、京都市の中心部から離れた山間部(奥京都)へ行く場合は、車のメリットが大きくなります。
これらのエリアは公共交通機関の本数が少なく、乗り継ぎも複雑になりがちです。
車であれば時間を気にせず自分のペースで回れますし、道中のドライブも楽しめます。
ただし、貴船周辺などは道幅が極端に狭く、すれ違い(離合)が難しい箇所もあるため、運転技術に不安がある方は注意が必要です。
家族旅行でのタクシー貸切料金とメリット
3世代旅行や、子供連れの家族旅行で人数が4名〜9名になる場合、公共交通機関での移動は「はぐれるリスク」や「総額の運賃」を考えると、意外とコスパが悪くなることがあります。
そこでおすすめなのが、「観光タクシーの貸切」です。ジャンボタクシーなどを数時間チャーターしてしまえば、全員一緒に移動でき、重い荷物からも解放されます。

| 移動手段 | 特徴 | 4人家族の目安コスト |
|---|---|---|
| 公共交通(電車・バス) | 最安だが疲労度高 | 約4,400円(1日券×4) |
| タクシー都度利用 | 快適で融通が利く | 約8,000円〜10,000円 |
| 観光タクシー貸切 | 完全プライベート | 約20,000円〜(3時間) |
貸切料金を一見すると高く感じますが、人数で割れば「快適料」として十分に納得できる金額に落ち着くことが多いですよ。
穴場スポット巡りや夜景にはマイカー推奨
ガイドブックに載っていないような郊外の穴場カフェや、夜景スポットを巡りたいなら、マイカーやレンタカーの独壇場です。
例えば「将軍塚青龍殿」の大舞台や、「比叡山ドライブウェイ」からの夜景は、車がないとアクセスしづらい場所です(バスやタクシーもありますが、自由度が下がります)。
また、早朝や深夜など、公共交通機関が動いていない時間帯に活動できるのも車の強みです。混雑を避けて早朝の寺社を巡るなら、車移動が最も効率的でしょう。
結論:京都旅行は車と電車どっちがおすすめか

最後にまとめとなりますが、2026年の京都旅行において「車」と「電車」どっちを選ぶべきかは、以下の基準で判断してください。
- 電車+タクシーを選ぶべき人:
初めての京都、主要観光地(清水寺・祇園・嵐山)がメイン、日中(10時〜17時)に行動する、渋滞ストレスを避けたい人。 - 車を選ぶべき人:
大原・貴船・美山など郊外へ行く、雨の日、早朝や夜景を楽しみたい、足腰の弱い高齢者が同行する(ドア・ツー・ドアが必要)人。
「とりあえず車で行って、なんとかなるだろう」というのが一番危険です。
もし車で行くなら、事前に駐車場を予約するか、パークアンドライドを徹底してくださいね。
皆さんの京都旅行が、移動のストレスなく最高の思い出になることを願っています。