
こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。
憧れの京都旅行を計画する際、どうしても気になってしまうのが「結局、総額でいくら必要なのか?」というお金の問題ですよね。
特に最近はニュースでも物価上昇やインバウンドによるホテル代の高騰が話題になっており、「昔よりも高くなったんじゃないか?」「予算オーバーしないか心配」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年から2026年にかけての最新の市場動向を踏まえ、移動費から宿泊費、現地の食費まで、リアルな金額をシミュレーションします。
記事のポイント
- 2025年現在のリアルな旅費相場と2026年の増税リスク
- 学生やカップルなど属性ごとの具体的な予算シミュレーション
- 新幹線や宿泊費を賢く節約するための実践的なテクニック
- 値上げラッシュの中でも満足度を下げない観光プランの組み方
2025年の京都旅行費用の相場と内訳
まずは、京都旅行にかかる費用の全体像を把握しましょう。
結論から言うと、京都の観光市場は現在進行形で「価格の二極化」が進んでいます。
単に安い時期を狙うだけでなく、何にどれくらいお金がかかるのか、最新の相場を知っておくことが予算管理の第一歩です。
コロナ後の値上げ動向と今後の予測
ここ数年で京都の旅行費用は確実にフェーズが変わりました。
以前のように「空室が多いから安く泊まれる」という状況は、ほぼ期待できないと考えた方がよいでしょう。
特に大きな要因は、円安を背景としたインバウンド需要の爆発的な増加と、それに伴う物価上昇です。
データを見ると、2025年のホテル平均客室単価(ADR)は、前年と比較しても上昇傾向にあります。
特に人件費やリネン代などの高騰が宿泊費に転嫁されており、ビジネスホテルであっても週末は1泊2万円を超えることが珍しくありません。

また、飲食店においても、サービス料の改定やメニュー単価の値上げが相次いでいます。
「数年前のブログ記事に書いてあった値段」を信じてお店に行くと、価格が全く違っていたということが頻繁に起きているため、常に最新情報をチェックする姿勢が必要です。
ここがポイント
「とりあえず行けばなんとかなる」は危険です。
特に人気店や人気ホテルは、強気な価格設定でも満室・満席になるため、早期予約が最強の防衛策になります。
2026年の宿泊税改定とその影響
これから京都旅行を計画する上で、絶対に知っておかなければならないのが「税金」の話です。
実は、2026年3月1日の宿泊分から、京都市の宿泊税の税率が大幅に引き上げられる予定です。
これまでも宿泊税はありましたが、今回の改定は特に「少し良いホテル」や「ラグジュアリーな宿」に泊まる層への影響が大きくなっています。具体的な変更点は以下の通りです。
| 1人1泊の宿泊料金 | 現行税額(〜2026/2/28) | 改定後税額(2026/3/1〜) |
|---|---|---|
| 2万円未満 | 200円 | 200円〜400円 |
| 2万円以上〜5万円未満 | 500円 | 1,000円 |
| 5万円以上〜10万円未満 | 1,000円 | 4,000円 |
| 10万円以上 | 1,000円 | 10,000円以上 |
ご覧の通り、例えばカップルで1泊6万円のホテルに泊まる場合、これまでは2人で2,000円の税金で済んでいましたが、改定後は2人で8,000円もの税金がかかる計算になります。

これはランチ1回分、あるいはちょっとしたお土産代に相当する金額です。
「2026年の春休みに旅行しようかな」と考えている方は、この3月1日というボーダーラインを意識して日程を組むことを強くおすすめします。
新幹線やバスなどの交通費比較
旅費の大部分を占めるのが、自宅から京都までの移動費です。
ここは「時間をお金で買うか」それとも「体力を削って節約するか」の選択になります。
まず、東京・名古屋方面からの王道である東海道新幹線ですが、スマートEXなどのネット予約を活用することで節約が可能です。
特に「EX早特21ワイド」など、21日前までに予約する商品は割引率が高いので、予定が決まったら即予約が鉄則です。
また、閑散期(オフシーズン)を選ぶことで、通常期より往復で数百円〜千円程度安くなることも覚えておきましょう。
一方、福岡や北海道など遠方からのアクセスでは、LCC(格安航空会社)と関西国際空港(KIX)の活用がコストパフォーマンス最強です。
セール時期を狙えば、福岡〜大阪間の往復航空券が1万円台前半で手に入ることもあります。
ただし、関空から京都駅までは特急「はるか」で約80分、往復で5,000円以上の追加コストがかかるため、トータルの移動費と時間を天秤にかける必要があります。

京都市内の移動について
京都駅に着いてからは、「地下鉄・バス1日券(1,100円)」が便利です。
最近はバスの混雑が激しいため、地下鉄で主要エリアまで移動し、そこからバスに乗る「乗り継ぎスタイル」が、時間もお金も節約できる最適解です。
費用の安い時期と季節変動の傾向
京都のホテル価格は、株価のように激しく変動します。
同じホテルでも、時期をずらすだけで宿泊費が半額以下になることも珍しくありません。
最も高騰するのは、やはり「桜(3月下旬〜4月上旬)」と「紅葉(11月中旬)」のハイシーズンです。
この時期は価格が2倍〜3倍に跳ね上がる上、予約自体が困難になります。逆に、狙い目は1月中旬〜2月、6月(梅雨)、8月下旬です。
これらの時期は観光客が比較的少なくなり、ホテルの客室単価も落ち着きます。
特に冬の京都(1月〜2月)は底冷えしますが、「京の冬の旅」というキャンペーンで普段は見られない文化財が公開されるなど、メリットも大きいです。
混雑を避けて静かに観光したい方や、予算を抑えて高級宿に泊まりたい方にとっては、実はベストシーズンとも言えるのです。

ケース別に見る京都旅行費用の予算
ここからは、具体的なシミュレーションに入っていきましょう。
「学生」「カップル」など、旅行スタイルによって予算のかけ方は全く異なります。
ご自身のスタイルに近いモデルケースを参考にしてみてください。
2泊3日で必要な予算の目安
2泊3日の旅行となると、中日(なかび)に奈良や大阪、あるいは京都市北部(大原や貴船)へ足を延ばす余裕が生まれます。
その分、交通費や食費も上積みされるため、全体の予算管理が重要になります。
一般的な社会人が東京から新幹線で訪れ、標準的なシティホテルに宿泊した場合、総予算の目安は1人あたり10万円〜12万円といったところでしょうか。
これには交通費(約3万円)、宿泊費(約3〜4万円)、食事代(約3万円)、拝観料やお土産代が含まれます。
もちろん、食事をB級グルメ中心にしたり、早割を利用したりすれば、ここから2〜3万円圧縮することは十分に可能です。

学生向けの格安旅行プランの総額
「とにかく安く行きたい!」という学生さんや節約派の方なら、1泊2日で3万円以下の旅行も夢ではありません。
まず、移動は夜行バスを利用すれば、東京〜京都間を往復1万円台前半に抑えられます。
宿泊はゲストハウスのドミトリー(相部屋)を活用しましょう。
京都にはおしゃれで清潔なゲストハウスが多く、1泊3,000円〜4,000円程度で泊まれます。
食事はラーメンやパン屋巡り、コンビニスイーツなどを楽しみつつ、観光スポットは「伏見稲荷大社」や「鴨川デルタ」など、満足度の高い無料スポットを中心に巡るのがコツです。
学生さんにおすすめの節約術
- 移動:夜行バスまたはLCCのセールを狙う
- 宿泊:ゲストハウスやカプセルホテルを活用
- 観光:学割が使える寺院(金閣寺など)や無料スポットを駆使する
カップルで楽しむ旅行の費用感
せっかくのデート旅行ですから、あまりに切り詰めすぎて雰囲気を壊したくないですよね。
カップルの場合、1泊2日で1人あたり約6万5千円〜7万円を見ておくと、心に余裕のある旅ができます。
内訳としては、新幹線指定席で快適に移動し(約3万円)、ホテルは少し奮発して綺麗めなシティホテルや和モダンな宿(1.5万円)、食事には一食だけ良いディナー(川床や和食コースなど)を組み込むイメージです。
記念日などでラグジュアリーホテルを希望する場合は、宿泊費が大幅に上がるため、プラス3万〜5万円を見込んでおきましょう。
また、着物レンタルを利用する場合は、カップルプランで5,000円〜1万円程度の追加予算が必要です。
効率よく観光地を回るためのモデルコースについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、デートプランの参考にしてみてください。
金閣寺と清水寺を1日で巡る!移動手段とモデルコース完全ガイド

食費の相場とランチ代の目安
旅行の楽しみである「食」ですが、京都の飲食店は価格の幅が非常に広いです。
ランチの相場は、おばんざい定食や麺類なら1,000円〜2,000円。
少し雰囲気の良いお店で和食ランチを楽しむなら2,000円〜4,000円程度を見ておきましょう。
ディナーに関しては、居酒屋利用なら4,000円〜7,000円が一般的ですが、5月〜9月の「川床(納涼床)」や本格的な懐石料理を楽しむなら、最低でも1万円〜1万5千円は必要になります。
「ランチくらいはお得にお腹いっぱい食べたい!」という方には、京都らしいお漬物が食べ放題になるお店などもおすすめです。
コストパフォーマンス重視の方はぜひチェックしてみてください。
拝観料の改定と無料スポットの活用
意外と盲点なのが、寺社仏閣の「拝観料」です。数百円の出費も、何箇所も巡れば数千円になります。
さらに近年は、文化財保護のための拝観料値上げが続いています。
例えば、東寺では2025年3月から拝観料が改定されますし、銀閣寺に至っては2026年4月1日から参拝志納料が大人1,000円(現行の倍!)になる予定です。
家族連れだと、これだけで結構な出費になりますよね。
主な拝観料の目安(大人1名)
- 清水寺:400円
- 金閣寺:500円
- 二条城:800円〜(入城料+二の丸御殿)
- 銀閣寺:1,000円(2026年4月〜予定)
予算を抑えるためには、すべてを有料スポットにするのではなく、無料で楽しめる場所を上手く組み合わせることが重要です。
「伏見稲荷大社」の千本鳥居や、「下鴨神社」の糺の森、「南禅寺」の水路閣(境内の一部は無料)などは、無料とは思えないほど見応えがあります。

賢く抑える京都旅行費用のまとめ
ここまで、2025年〜2026年の京都旅行費用について見てきました。
物価高や増税など、費用のハードルは上がっていますが、工夫次第で十分に予算内で楽しむことは可能です。
最後に、予算を最適化するための3つの鉄則をおさらいしておきましょう。
- 時期をずらす:桜・紅葉シーズンを避け、冬や夏を選ぶだけで宿泊費は劇的に下がります。
- 早めの行動:新幹線の早特商品や、増税前の駆け込み予約など、情報の先回りが節約のカギです。
- メリハリ消費:移動や宿泊は抑えて食事にお金をかけるなど、自分の中での優先順位を明確にしましょう。

京都の魅力は、お金をかけなければ楽しめないものばかりではありません。
鴨川のほとりを歩いたり、路地裏の小さなお店を見つけたりする時間は、プライスレスな思い出になるはずです。
ぜひ、ご自身の価値観に合ったプランで、素敵な京都旅行を実現してくださいね。