こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。
「祇園四条で食べ歩き」って、京都観光のハイライトですよね。
でも、いざ行こうとすると「お店が多すぎてどこがいいの?」とか、「インスタ映えするスイーツは?」、「せっかくなら老舗の抹茶や和菓子も食べたい」、「安いワンコイングルメや、コスパのいいランチってあるのかな?」って悩みませんか。
それに、清水寺や八坂神社からの観光コースにどう組み込むか、人の多い祇園でのマナーも気になるところかなと思います。
この記事では、そんな祇園四条の食べ歩きに関する疑問をまるっと解決します!

記事のポイント
- 祇園の食べ歩きで守るべきマナー
- 目的別(インスタ映え・老舗・安い)のおすすめ店
- テイクアウトとイートインの違い
- 清水寺からのモデルコースと休憩所
祇園四条の食べ歩き完全ガイド
まずは、祇園四条で食べ歩きを楽しむための基本から。絶対に知っておきたいマナーや、目的別のおすすめをピックアップしました。
祇園は「テイクアウト(真の食べ歩き)」と「イートイン(カフェ巡り)」が混在するエリアなので、その違いも意識してみてくださいね。
必読!祇園の食べ歩きマナーとルール

祇園での食べ歩きで、私が一番大切だと思うのが「マナー」です。
祇園は日本有数の観光地であると同時に、多くの方が生活されている「暮らしの場」でもあります。
特に花見小路から一本入った私道などは、観光客の迷惑行為が深刻な問題になっているんです。
祇園エリアでの主な注意点
- 私道への無断侵入は厳禁 地域の方が設置された「進入禁止」や「罰金1万円」といった警告看板があります。絶対に立ち入らないようにしましょう。
- 舞妓さんへの迷惑行為 無断での撮影や、着物を引っ張るなどの行為は絶対にやめてください。
- ゴミは「購入したお店」で捨てる 祇園エリアには公共のゴミ箱がほぼありません。食べ終わった後のゴミは、必ず購入したお店のゴミ箱に捨てるか、自分で持ち帰るのがルールです。
- 「歩きながら」の飲食は避ける 四条通や花見小路など、人が密集する場所で歩きながら食べると、他の方の衣服を汚してしまう危険があります。購入したお店の店先や、指定されたイートインスペースで食べ終えるのが基本マナーです。
- 他のお店の前で飲食しない 購入したお店とは関係ないお店や、民家の玄関先で立ち止まって食べるのも迷惑行為になります。
楽しい観光にするためにも、こうした「配慮」がとても大切ですね。
インスタ映え確実!最新スイーツ

せっかく祇園に来たら、やっぱり写真映えする可愛いスイーツは外せないですよね!私もついつい探しちゃいます。
京八坂プリン
カラフルな「映え」スポットとして有名な金剛寺(八坂庚申堂)のすぐ近くにあるプリン専門店です。カラフルなプリンの見た目がとっても可愛くて、テイクアウトがメインです。
芋ぴっぴ。
SNSで話題の「1mm絹糸の紫芋とアイス」(1,350円)が名物です。バニラアイスの上に、絹糸のように細い紫芋クリームを絞ったスイーツで、動画映えもばっちりです。
洋菓子 ぎをんさかい
「ふうせんケーキ」(通称ヨーヨーケーキ)が有名なお店。ピンクのチョココーティングを割ると、中からダークチェリーのケーキが出てくる仕掛けが楽しいです。
「ふうせんケーキ」は大変な人気商品なので、イートイン・テイクアウトともに事前の予約が推奨されています。
確実に食べたい方は公式サイトなどをチェックしてみてくださいね。
安いのに絶品!ワンコイングルメ
「祇園=高い」というイメージがあるかもしれませんが、探せば500円前後の「安い」ワンコイングルメもちゃんとあります!
ただ、正直なところ、祇園で「ワンコイン(500円)ランチ」を探すのは結構難しいかも。
その予算だと、ランチよりは「スイーツ」や「軽食」が現実的な選択肢になります。
祇園京くらら
私がイチオシする「ワンコイン以下」グルメがここ。
京生麩の専門店で、ラムネ餡や抹茶餡などカラフルな生麩が1本350円から楽しめます。もちもち食感で、京都らしさも満点です。
Mr.soy
高台寺や清水寺の観光ルート上にあるカフェで、「ソイドーナツ」が人気です。
ソイカスタード(430円)やソイ抹茶クリーム(460円)など、ワンコインに近い価格が魅力。豆乳味で食べやすいですよ。
テイクアウト専門の抹茶ソフト
「抹茶スイーツは食べたいけど、カフェで行列に並ぶ時間はない…」という時にぴったりなのが、テイクアウトの抹茶ソフトです。
祇園辻利 本店
祇園で「辻利」といえば、行列のできるパフェ店「茶寮都路里」が有名ですが、その1階にあるのが「祇園辻利 本店」です。
こちらはテイクアウト専門で、「抹茶ソフトクリーム」が主力商品。濃厚な抹茶ソフトを手軽に味わえます。
「辻利」と「都路里」の違い
この2つ、観光客の方がよく混同しがちなので整理しておきますね。
- 祇園辻利(1階): お茶の販売と、テイクアウトの抹茶ソフトクリーム。
- 茶寮都路里(2階・3階): イートイン(着席)で本格的な抹茶パフェを味わう甘味処。
「手軽にソフトクリーム」なら1階、「座ってパフェ」なら2階・3階、と覚えておくとスムーズです。
座って味わう高級抹茶パフェ

こちらは逆に、時間をかけてじっくり祇園の「高級」抹茶パフェを堪能したい人向け。
日本最高峰の抹茶パフェ激戦区だけあって、行列覚悟ですが、その価値はありますよ!
茶寮都路里 祇園本店
言わずと知れた抹茶パフェの王様ですね。看板メニューの「特選都路里パフェ」は、アイス、白玉、ゼリー、小豆などが詰まった、まさに「全部入り」。
抹茶が濃く、ボリュームも満点です。常に行列ができています。
無碍山房(むげさんぼう)
老舗料亭「菊乃井」が運営するカフェです。ここの名物は、1,980円の「濃い抹茶パフェ」。
お値段は張りますが、その名の通り、他では味わえないほど濃厚な抹茶の風味を楽しめます。
伊藤久右衛門 祇園四条店
こちらも宇治茶の老舗。抹茶パフェはもちろんですが、抹茶そばなどの軽食も楽しめるのが特徴です。
目的別!祇園四条の食べ歩きスポット
ここからは、さらにテーマを絞ってご紹介します。「老舗」の雰囲気を味わいたいのか、「ランチ」をしっかり食べたいのか。
ご自身の目的に合わせてチェックしてみてください。
老舗で楽しむ本物の和菓子
祇園の魅力は、やはり歴史ある「老舗」の味。流行りのスイーツとは一味違う、ちょっと背筋が伸びるような、特別な体験ができます。
鍵善良房(かぎぜんよしふさ) 四条本店
江戸時代から続く京菓子の名店。ここの代名詞は、なんといっても「くずきり」(1,400円)です。
つるんとした吉野本葛の食感と、沖縄産黒糖を使った黒蜜のバランスが絶妙です。
訪問時の重要情報
以前は行列に並ぶ方式でしたが、現在は「整理券方式」に変更されています。
お店に着いたらまず整理券を受け取る必要があるので、訪問予定の方はご注意くださいね。(※最新の運営方法は、必ず公式情報をご確認ください)
家傳京飴 祇園小石 祇園本店
創業80年を超える京飴の専門店。併設の甘味処では、秘伝の黒みつを使ったパフェやあんみつが味わえます。
八坂神社のすぐそばという立地も便利です。
十文堂(じゅうもんどう)
神楽鈴を思わせる見た目が可愛らしい「鈴なり団子」が名物。栗きんとん、みたらし、いそべ焼きなど5種類の味を少しずつ楽しめるのが魅力です。
イートインが基本ですが、店先でサクッといただくのもいいですね。
1000円以下の満足ランチ
食べ歩きもいいけど、やっぱりお昼はしっかり「ランチ」も食べたい時。祇園エリアでも1,000円以下で満足できるお店、ありますよ!
先ほど「ワンコインランチは難しい」と書きましたが、予算を1,000円に設定するだけで、選択肢はぐっと広がります。
サフランサフラン
1,000円以下のメニューが揃う洋食屋さんです。ハンバーグとポークカツレツのセットなど、ボリューム満点のランチが人気。
観光地価格ではない、地元の洋食屋さんという感じが嬉しいですね。
BASE 358
「鬼盛り」シリーズのランチが1,000円で提供されているお店です。
海老天丼や鉄火丼などがあり、ご飯のおかわりも自由とのこと。お腹いっぱい食べたい方におすすめです。
「祇園で安いランチ」を探すと、500円のチェーン店などもヒットしますが、せっかくなら京都らしいお店や、こうしたコスパの良いお店を選ぶほうが、観光の満足度は高いかなと私は思います。
清水寺から八坂神社への王道コース

「お店は決まったけど、どういう順番で回るのが効率的?」という方へ。
観光客の自然な動線(高い所から低い所へ)を考えた、王道モデルコース案をご紹介します。
祇園食べ歩き「黄金ルート」案
- スタート(清水寺・八坂庚申堂) まずは清水寺を参拝。その後、坂を下って八坂庚申堂へ。近くの「京八坂プリン」で最初のスイーツを。
- 高台寺・ねねの道 風情ある「ねねの道」を散策し、「Mr.soy」でソイドーナツ休憩。
- 円山公園・八坂神社 円山公園を抜け、八坂神社を参拝します。
- 四条通(祇園エリア) いよいよメインストリートへ。「祇園 京くらら」で生麩をテイクアウトしたり、「祇園辻利」で抹茶ソフトを味わったり。
- ゴール(イートイン) 最後に「十文堂」で鈴なり団子を味わうか、「茶寮都路里」の行列に並んで本格パフェで締めくくる。
この流れだと、坂道を下りながら効率よくグルメスポットを巡れるかなと思います。
便利な無料休憩所とトイレ情報
食べ歩きって、テイクアウトが多いと「座る場所」と「トイレ」に困ることがありますよね。特に祇園はカフェも混雑しがち。
そんな時に知っておくと便利な、デパートの無料休憩スペースを紹介します。
- 京都タカシマヤ 屋上 ビアガーデン開催時期などを除き、無料の休憩スペースとして開放されています。ベンチもあります。
- 大丸京都店 屋上「ことほっとてらす」 芝生の広場とベンチが設置されており、休憩に最適です。
これらの休憩スペースは、あくまでデパート利用者のためのものです。食べ歩きで購入した商品のゴミをここに捨てるのは絶対にNGです。ゴミは購入したお店に返すか、持ち帰るルールを徹底してくださいね。
祇園四条の食べ歩きまとめ

あらためて見ると、祇園四条の食べ歩きは本当に奥が深いですね。
手軽なワンコインの生麩やいちご飴から、行列覚悟の高級抹茶パフェ、そして歴史ある老舗のくずきりまで、本当に多様な顔があります。
これだけ選択肢があると迷ってしまいますが、この記事で紹介した「インスタ映え」「安い」「老舗」「ランチ」といった目的別に絞り込むと、お店を選びやすくなるかなと思います。
そして、一番大切なのは、やはりマナーを守って、地域の方に配慮すること。
ルールを守ってこそ、最高の祇園四条の食べ歩き体験になります。
この記事が、あなたの京都観光の参考になれば嬉しいです!