こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。
古都・京都は、お寺や神社のイメージが強いですが、実は「香り」の街でもあるんですよね。
最近、「京都で香水を探したい」という方がすごく増えている気がします。
京都ならではのお土産として和の香りのアイテムを探していたり、練り香水や匂い袋といった持ち運びやすいものを探していたり。
あるいは、金木犀のように人気の香りを京都で、と考える方もいるかもしれません。
また、ルラボ京都のようなこだわりの専門店や、伊勢丹などの百貨店での購入を考えている方、せっかくだから手作り体験で自分だけの香りを作りたいという方、さらにはメンズ向けの香水を探している方まで、目的は様々だと思います。
でも、いざ「京都 香水」と検索しても、情報が多すぎて「結局、私はどこに行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。
この記事では、そんな皆さんのために、京都での香水探しを「買う」「体験する」という視点で整理し、目的別におすすめのスポットやブランドを徹底的にガイドします!

記事のポイント
- 百貨店から専門店までの購入スポット
- お土産に最適な和の香りのアイテム
- 自分だけの香りを作る手作り体験
- 男性にもおすすめのメンズフレグランス
京都で香水を買う完全ガイド
まずは「買う」編。京都には、世界的なブランドが集まる百貨店から、こだわりの専門店まで、魅力的なお店がたくさんあります。目的別にチェックしていきましょう!
京都伊勢丹の香水情報

京都駅直結のジェイアール京都伊勢丹は、香水探しにおいてまず外せないスポットですね。
なんといってもアクセスが抜群なので、旅行の最初や最後に立ち寄るのにも最適です。
2階と3階の化粧品フロアに、国内外の主要なフレグランスカウンターが集まっています。
特に注目なのは、2022年に常設店がオープンしたメゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス。
人気の「レイジーサンデー モーニング」をはじめ、フルラインナップが揃っているのは嬉しいポイントです。
他にも、ディプティック(diptyque)や、ANNA SUI、GUERLAIN、DIORといった定番のメゾンブランドも充実しています。
伊勢丹を選ぶメリット
- 京都駅直結でアクセス最高
- 主要なグローバルブランドが揃う安心感
- トレンドのブランド(マルジェラなど)もキャッチアップ
専門のスタッフさんに相談しながら、新作や定番品をじっくり比較検討したい方には、まずおすすめしたい場所ですね。
京都の香水専門店めぐり
百貨店のラインナップでは物足りない、もっと「自分だけ」の特別な香りに出会いたい。
そんな方には、京都が誇るこだわりの専門店がおすすめです。
ニッチフレグランスの聖地「LE SILLAGE」

日本初のニッチフレグランス専門店として知られる「LE SILLAGE(ルシヤージュ)」さん。
ここはもう、香水好きなら一度は訪れたい場所じゃないかなと思います。2024年12月に東山から烏丸へ移転されて、アクセスも良くなりました。
このお店の最大の特徴は、オーナー米倉さんによる徹底的なコンサルテーション。
1時間、2時間は当たり前、時には5時間以上かけて「本当に好きな香り」を探求するスタイルは、単なる販売を超えた「体験」そのものです。
世界中から集められた希少な香水の中から、自分の人生に寄り添う一本を見つけたい…そんな深いこだわりを持つ方には、ぜひ訪れてほしい名店です。
日本発メゾンフレグランス「KOHSHI」
もう一つ注目したいのが、日本発のメゾンフレグランスブランド「KOHSHI(香師)」の京都店(店舗名は「pallumer」)です。
調香師の松野秀至さんが手掛けるブランドで、なんと80種類以上もの香水が並ぶそう。
東京の代官山に次ぐ2店舗目として京都が選ばれたことからも、京都の香水市場への注目度がうかがえますね。
今後は「京都店限定の香り」も予定されているとのことで、これは京都好き・香水好きとして見逃せない情報です!
ルラボ京都の店舗と魅力

こだわりの専門店の中でも、特に世界観が確立されているのがNY発の「LE LABO(ル ラボ)」ですよね。
京都には、それぞれ異なる魅力を持つ2つの店舗があります。
ル ラボ 京都(新風館)
烏丸の「新風館」1階にある店舗です。ここはアクセスも良く、モダンな京都の雰囲気を感じられる場所。
ル ラボの魅力である「ラボ」での最終調合を目の前で見ることができます。
そして何より、購入したボトルのラベルに、日付や名前、好きなメッセージをその場で印字してくれる「パーソナライズサービス」。
これが特別感をぐっと高めてくれるんですよね。ギフトにも最適です。
ル ラボ 京都町家
こちらは木屋町通にある、元々呉服屋さんだった古い京町家を改装した店舗。まさに京都ならではの空間です。
1階が店舗とヴィーガンカフェ、2階が「フレグランス オルガン(調香の間)」などを備えたアトリエになっていて、もう空間そのものがアート。
ル ラボの哲学と京都の伝統が見事に融合した、世界でも類を見ない店舗かなと思います。
「買う」だけでなく、ブランドの世界観にどっぷり浸りたい方には、ぜひ町家店に足を運んでみてほしいです。
京都のお土産に人気の香り

京都旅行のお土産として「香り」は、やっぱり大人気ですよね。
特に人気なのは、香水(オードトワレなど)よりも手軽で、京都らしさを感じられるアイテムです。
具体的には、
- 練り香水(ソリッドパフーム)
- 匂い袋(サシェ)
この2つがツートップかなと思います。
練り香水は、アルコールを使っていないものが多く、香りが穏やか。そして何よりパッケージが可愛い!
うさぎ饅頭の形をしたものや、SOU・SOUのテキスタイルを使ったものなど、雑貨感覚で選べるのが魅力です。
匂い袋は、より伝統的な京都の香りを感じられます。クローゼットやバッグに忍ばせるだけで、ふんわりと和の香りが漂うのは素敵ですよね。
松栄堂さんのようなお香の老舗が作るものは、やはり香りの奥深さが違います。
次のセクションで、これらの人気アイテムをもう少し詳しく見ていきましょう!
「和の香り」ブランド紹介
「せっかく京都に来たんだから、京都発のブランドや『和の香り』をテーマにしたものが欲しい!」という方も多いはず。ここでは注目の2ブランドを紹介します。
Heavenly Aroom(ヘブンリーアルーム)
「自宅で楽しむシンプル&スタイリッシュなフレグランス」をコンセプトにした、京都生まれのブランドです。
「和のフレグランスとインテリアの融合」をテーマにしていて、まさに京都らしい洗練された雰囲気。
魅力は、オードトワレや練り香水が1,000円前後から手に入る手頃な価格帯。それでいて、香りは本格的です。
JR京都伊勢丹や祇園、清水の土産物店など、観光地の主要スポットで取り扱われているので、お土産探しの途中で見つけやすいのも嬉しいポイントです。
J-Scent(ジェイセント)
こちらは「和の香り」の解釈がとてもユニークなブランドです。
「沈香」や「柚子」といった定番の和の香りだけでなく、「ラムネ」「紙せっけん」「紫陽花」といった、日本の日常や四季、ノスタルジーを感じさせる香りがラインナップされています。
「ああ、この香り懐かしい!」と思わせてくれるような、遊び心のある香水です。京都岡崎の蔦屋書店などで取り扱われているのも、カルチャーとしての香りを提案するブランドの姿勢が表れていて面白いなと思います。
人気の練り香水おすすめ
お土産の定番、練り香水。ブランドによって「香り」「パッケージ」「価格」が全然違っていて、見比べるだけでも楽しいですよね。人気のブランドを比較してみました。
| ブランド名 | 特徴(コンセプト) | 価格帯(目安) | 主な香り |
|---|---|---|---|
| 舞妓さんの練香水 | うさぎ饅頭型の可愛い容器。京都限定。 | 約700円~1,000円 | 金木犀、沈丁花、桃 |
| 香彩堂(Kosaido) | お香ベースの本格的な和の香り。 | 約1,300円~2,000円 | 白檀、沈香、伽羅 |
| SOU・SOU | テキスタイルブランドならではの可愛いパッケージ。 | 約900円 | 白檀、桜 |
| 古都の香(Cotonoca) | 和雑貨ブランド発。豊富な香りの種類。 | 約1,200円 | さくら、緑茶、金木犀、しゃぼん |
ご注意 上記は2025年11月時点の参考情報です。価格やラインナップは変更される場合がありますので、詳細は各店舗や公式サイトでご確認ください。
「舞妓さんの練香水」は、もう見た目の可愛さで「勝ち」ですよね。お土産で配るのにもぴったり。
一方で「香彩堂」さんは、香木を使った本格派。白檀や沈香など、奥深い香りが好きな方(男性にもおすすめです!)に支持されています。
「SOU・SOU」は、持っているだけで気分が上がるデザイン。「古都の香」は京都駅ポルタで買えるので、買い忘れにも対応できるのが強いです。
ご自身の好みや、贈る相手に合わせて選んでみてくださいね。
金木犀の香りを比較
世代を問わず大人気の「金木犀(きんもくせい)」の香り。京都の練り香水やお土産ブランドでも、金木犀は花形です。
例えば、先ほどの比較表にも出てきた「舞妓さんの練香水」の金木犀は、甘くて可愛らしい香りが特徴的かなと思います。
「古都の香(Cotonoca)」や「Heavenly Aroom」の金木犀は、もう少し生花に近い、ふんわりとした香りを目指している印象ですね。
同じ金木犀でも、ブランドによって香りの解釈が違います。
店頭でテスター(香り見本)を試して、ご自身のイメージに一番近い金木犀を見つけるのが、失敗しないコツです。
MASAのメモ
金木犀の香りは、再現が難しいと言われています。甘さが強く出るもの、青っぽさ(葉や枝の感じ)が残るもの、瑞々しさがあるもの…本当に様々です。ぜひ「宝探し」感覚で、お気に入りの金木searchTextを探してみてください!
京都の香水体験とメンズ選び
続いては「体験」編。京都旅行のハイライトとして、自分だけの香りを作る体験も大人気です。
また、意外と悩む「メンズ」向けの香水選びについてもガイドします!
伝統の匂い袋と老舗の逸品
練り香水もいいですが、もっと伝統的で奥ゆかしい香りをお土産にしたいなら、「匂い袋」がおすすめです。
特に、300年の歴史を持つお香の老舗「香老舗 松栄堂」さんの匂い袋は、香りの深みと持続性が違います。
京都駅のアスティロードにある「薫々(くんくん)」というお店は、松栄堂さんの直営店。「くんくん」というひらがなの店名が可愛いですよね。
ここで人気なのが「誰が袖(たがそで)」という匂い袋。ちりめんの袋が色鮮やかで、お値段も手頃(440円~)なので、ばらまき土産にもぴったりです。
モダン和雑貨店「カランコロン京都」とのコラボ商品などもあり、伝統と現代の可愛らしさが融合した、京都駅限定のお土産として最適だと思います。
京都で香水の手作り体験

京都旅行の「思い出」を香りで持ち帰るなら、手作り体験が一番ですよね!
京都には、現代的な香水(液体)を作る体験と、伝統的な匂い袋(個体)を作る体験があります。
現代的な香水(液体)作り
MY ONLY FRAGRANCEさんは、産寧坂や寺町など、観光のメインストリートにお店を構えるオーダーメイドフレグランス専門店です。
ここの魅力は、なんといっても「約30分」という手軽さ。数十種類の香りから好きなものを選び、アドバイザーさんと相談しながら調合。最後に自分で名前をつけたラベルを貼って完成です。
観光の合間にサクッと立ち寄れて、世界に一つだけのお土産が作れるのは、すごく魅力的ですよね。価格は50mlで6,500円から。旅の記念としてはアリな価格設定かなと思います。
伝統的な匂い袋・お香作り
もっと「京都らしい文化体験」がしたい方には、匂い袋(香袋)やお香作りがおすすめです。
寺町の「薫玉堂」さんでは、白檀やローズなど10種類の香原料を自分で調合して、京ちりめんの巾着に詰める「香袋調香体験」ができます。費用も2,200円と手頃です。
二条城近くの「体験工房 雄彩」さんでも、香木のチップを調合する匂い袋作りが体験できます。
体験選びのポイント
- 手軽に香水(液体)なら → MY ONLY FRAGRANCE
- 安価に文化体験(個体)なら → 薫玉堂、雄彩
時間や予算、目的に合わせて選んでみてくださいね!
体験の注意点
人気の体験は、予約必須の場合がほとんどです。特に観光シーズンの週末などは、早めに公式サイトなどで予約状況を確認するのがおすすめです。費用や所要時間も、必ず最新の情報をご確認ください。
メンズ香水の購入ガイド

「京都 香水」と検索する方の中には、もちろん男性も多いですよね。「メンズ向けの香水はどこで買えばいい?」という疑問にお答えします。
定番・安心なら「百貨店」
手っ取り早く、世界的な定番のメンズフレグランスを探すなら、やはり百貨店が確実です。
京都髙島屋やジェイアール京都伊勢丹には、DIORの「ソヴァージュ」やGIVENCHYの「ジェントルマン」、BVLGARIの「ブルガリ マン イン ブラック」など、主要なブランドが揃っています。
こだわり派なら「専門店」
「定番品じゃ物足りない」「自分の個性に合うものが欲しい」という方には、専門店がおすすめです。
- LE LABO(ル ラボ): NY発の洗練された香り。パーソナライズラベルも所有欲を満たしてくれます。
- LE SILLAGE(ルシヤージュ): 専門的なコンサルで、自分でも知らなかった「似合う香り」と出会えるかも。
さりげなく香る「和の練り香水」
「香水はちょっと強すぎるかも…」とためらう男性に、私(MASA)が個人的におすすめしたいのが、香彩堂さんの「和の練り香水」です。
特に「白檀」や「沈香」「伽羅」といった香木の香りは、スパイシーさやウッディな落ち着きがあり、男性でもすごく使いやすいと思います。
寺院を思わせるような静謐な香りは、京都の雰囲気にもぴったりですよ。
京都の香水探し総まとめ
ここまで、京都の香水事情について、「買う」「体験する」という視点でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
改めて感じますが、京都は本当に「香り」の選択肢が多様な街です。
伊勢丹や髙島屋のような百貨店でのグローバルブランドの「購入」から、ル ラボやルシヤージュといった専門店での「発見」、そして「和の香り」がテーマのお土産(練り香水や匂い袋)、さらには自分だけの香りを作る手作り体験まで。
「京都 香水」というキーワードの裏にある、あらゆるニーズに応えてくれる懐の深さが、京都のすごいところだなと再認識しました。
この記事が、皆さんの京都での素敵な「香り探し」のヒントになれば、とても嬉しいです!