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平安神宮から南禅寺へ徒歩が良い理由!時間とランチ・モデルコース

こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。

京都観光の中でも特に人気の高い岡崎エリアですが、地図アプリで平安神宮と南禅寺の位置関係を調べてみると、歩けそうな距離だけど実際どうなんだろうと迷うことはありませんか。

バスやタクシーを使ったほうが楽なのか、それとも徒歩で散策しながら向かうのが正解なのか、初めての土地だと時間の感覚も掴みにくいですよね。

この二つのスポットは地理的にとても近く、実は歩くこと自体が素晴らしい観光体験になるエリアなんです。

この記事では、私が実際に歩いて感じた現地の様子や、ランチやカフェを含めたおすすめの回り方について詳しくお話しします。

記事のポイント

  • 平安神宮から南禅寺までの正確な距離と徒歩での所要時間
  • バス利用と徒歩移動のメリット・デメリットの比較
  • 行列必至の人気店から穴場までエリア周辺のランチ情報
  • 半日から一日かけて巡る効率的な観光モデルコース

平安神宮から南禅寺へ徒歩で向かう距離と所要時間

京都の東山エリアを代表する二大スポット、平安神宮と南禅寺。

この二つを結ぶルートは、単なる移動区間ではなく、京都らしい情緒を感じられる素晴らしい散策コースになっています。

まずは、実際にどれくらいの距離感なのか、移動のロジスティクスから見ていきましょう。

両スポット間の距離と移動にかかる時間

まず結論からお伝えすると、平安神宮から南禅寺までの物理的な距離はおよそ1.7kmです。

これを大人の足で普通に歩いた場合、信号待ちなどを考慮せずに計算すると約20分から25分程度の所要時間になります。

「20分も歩くの?」と思われるかもしれませんが、この数字はあくまで純粋に歩き続けた場合の時間です。

実際には、途中で写真を撮ったり、ふと気になったお店を覗いたりと、寄り道をしながらの移動になることが多いので、体感的にはもう少し短く感じるかもしれませんし、逆に観光を楽しみながらだともう少しかかると見ておいた方が良いでしょう。

タクシーを利用した場合、乗車時間は約2分と非常に短いですが、観光シーズンは渋滞が発生しやすく、配車待ちの時間も含めると徒歩とあまり変わらないこともあります。

足腰に不安がある場合を除けば、徒歩が最も計算できる移動手段です。

岡崎疏水沿いを歩くルートの景色と魅力

私がこの区間の徒歩移動を強くおすすめする最大の理由は、ルートそのものが「観光地」としての魅力を持っているからです。

平安神宮の大鳥居前から南禅寺方面へ向かう道のりの多くは、「岡崎疏水(琵琶湖疏水)」に沿って歩くことになります。

この疏水沿いは約1.5kmにわたって桜並木が続いていて、春には満開の桜が水面に映る絶景を楽しめます。

また、春以外でも新緑や紅葉など、四季折々の表情を見せてくれるので、ただのアスファルトの道路を歩くのとはわけが違います。

「歩くこと」自体が、東山の山麓から市街地へと続く緩やかな地形や水辺のプロムナードを楽しむアクティビティになるのです。

春には「十石舟」が運航され、水上からの景色も楽しめますが、疏水沿いの遊歩道を歩くだけでも十分に京都の文化的景観(Cultural Landscape)を満喫できますよ。

バス移動と徒歩の所要時間を比較

「歩くのはちょっとしんどいからバスを使いたい」という方もいらっしゃると思います。

この区間を結ぶ主要な公共交通機関は京都市営バスの5系統です。「岡崎公園 美術館・平安神宮前」から乗車し、「南禅寺・永観堂道」で下車する場合、乗車時間自体は約4分と非常に短いです。

しかし、ここで注意が必要なのが「待ち時間」と「混雑」です。時刻表を詳しく見てみると、時間帯によってはバスの到着間隔が15分〜25分ほど開くことがあります。

たった1.7kmの移動のために20分バスを待つのであれば、歩いてしまった方が早いというケースが多々あるのです。

特に春や秋の観光シーズンは道路が渋滞し、バスが定刻通りに来ないリスクが高まります。

時間の予測可能性(Predictability)を重視するなら、自分のペースで動ける徒歩が断然有利です。

蹴上インクラインなどの周辺観光スポット

平安神宮から南禅寺へ向かう道中には、見逃せない立ち寄りスポットがあります。その代表格が「蹴上(けあげ)インクライン」です。

ここはかつて船を運ぶために使われていた傾斜鉄道の跡地で、現在は線路の上を自由に歩けるようになっています。

南禅寺のすぐ近くに位置しており、廃線跡のノスタルジックな雰囲気と、線路の両脇に植えられた桜並木が織りなす景色は圧巻です。

フォトスポットとしても非常に人気があり、ここを経由することで、単なる移動が思い出に残る体験へと変わります。徒歩ルートならではの楽しみですね。

各施設の見学に必要な所要時間の目安

徒歩での移動時間を把握したら、次は各スポットでどれくらい時間を過ごすかを計画しましょう。

せっかく到着したのに時間が足りなかった、とならないように、標準的な滞在時間の目安を整理しました。

スポット名 推奨滞在時間 主な見どころ
平安神宮 40分〜50分 巨大な応天門や大極殿に加え、広大な日本庭園「神苑」の散策がメインになります。
南禅寺 60分〜120分 三門や水路閣のみなら1時間弱。方丈庭園や塔頭までじっくり見るなら2時間は必要です。
永観堂 50分〜60分 南禅寺のすぐ北側。紅葉の名所で、建築と庭園の密度が高いため最低1時間は欲しいところ。

特に南禅寺は境内が非常に広く、無料エリア(水路閣など)を見るだけなのか、有料エリア(三門の楼上や方丈庭園)まで入るのかによって所要時間が大きく変わります。

ご自身の興味と体力に合わせて調整してみてください。

平安神宮と南禅寺を徒歩で楽しむランチとモデルコース

このエリアを歩く楽しみの一つが「食」です。老舗の料亭からおしゃれなカフェ、行列のできるうどん店まで、多彩なグルメが揃っています。

ここでは、ランチ戦略と具体的な観光モデルコースをご提案します。

エリア周辺のおすすめランチスポット

平安神宮・南禅寺周辺は人気の観光地だけあって、ランチタイムはどのお店も混雑しがちです。事前に狙いを定めておくことが重要です。

行列必至のうどん店「山元麺蔵

平安神宮のすぐ近くにある「山元麺蔵」は、単なる飲食店を超えて一つの観光名所とも言えるほどの人気店です。ただし、利用のハードルはかなり高いです。

  • 電話予約: 当日朝のみ受付ですが、繋がりにくいです。
  • オンライン予約: 3日前の午前0時から受付開始。予約枠の確保は激戦です。
  • 整理券: 当日朝9時から店頭配布。

もし店内で食べるのが難しければ、テイクアウトを利用して近くの岡崎公園で食べるのも賢い選択肢の一つです。

気分に合わせて選べる名店たち

もちろん、他にも魅力的なお店はたくさんあります。

  • グリル小宝: 平安神宮から徒歩約4分。デミグラスソースがたっぷりかかったオムライスが名物の老舗洋食店。
  • 南禅寺参道 菊水: 広大な庭園を眺めながら食事ができる料亭。ちょっと贅沢なランチに最適です。
  • Da Yuki: 東山駅近くにある人気のピッツァ店。カジュアルに本格的な味を楽しみたい方へ。

休憩に立ち寄りたいおしゃれなカフェ

散策の合間の休憩(カフェストップ)も大切ですよね。このエリアには、歩き疲れた体を癒やしてくれる素敵なカフェが点在しています。

例えば、平安神宮近くのLignum(リグナム)はベーカリーカフェとしても人気で、ブランチ利用も可能です。

また、京都市京セラ美術館の中にあるENFUSE(エンフューズ)は、モダンな空間で京都の素材を使ったメニューを楽しめる穴場スポット。

美術館に入館しなくても利用できるのが嬉しいポイントです。

南禅寺方面では、ブルーボトルコーヒーなどがランドマーク的な存在になっていますし、タルトタタンで有名なラ・ヴァチュールもこのエリアの名店です。

効率よく回る半日観光モデルコース

あまり時間がないけれど、主要なスポットはしっかり押さえたいという方には、移動距離を短く抑えた「岡崎・南禅寺集中型」の半日コースがおすすめです。

【半日コースのイメージ】所要時間:3.5〜4.5時間 地下鉄東山駅 → 平安神宮(神苑散策) → 京都市京セラ美術館(外観・庭園) → 岡崎疏水沿い散策 → 蹴上インクライン → 南禅寺(水路閣・三門・方丈)

このルートなら、体力的な負担も少なく、庭園や建築の美しさをじっくりと味わうことができます。

午後からのスタートでも十分に回れるのが魅力です。

銀閣寺まで足を延ばす広域観光コース

せっかく京都に来たのだから、一日かけて東山エリアを堪能したい!という健脚な方には、銀閣寺から南禅寺までを縦断するコースをご提案します。

【東山縦断・終日コースのタイムスケジュール例】

09:00 平安神宮: スタートはここから。朝の静かな神苑を散策。

09:50 移動: バスまたは徒歩で一度北上し、銀閣寺へ。

10:20 銀閣寺: 侘び寂びの世界を堪能。

11:00 ランチ: 銀閣寺周辺で早めの昼食(名代おめんなど)。

12:10 哲学の道: 約1.8kmの散策路を南下。

14:10 永観堂: 紅葉の名所としても知られる名刹へ。

15:20 南禅寺: 最終目的地。夕方の光が良い時間に水路閣などで撮影。

17:30 終了: 地下鉄蹴上駅などから帰路へ。

総所要時間が約8時間半にもなるタフな行程ですが、京都のハイライトを一気に楽しめる充実感はひとしおです。

途中でカフェ休憩を挟みながら、無理のないペースで歩いてみてください。

雨の日でも楽しめる周辺スポット

観光当日に雨が降ってしまうとがっかりしますよね。でも、このエリアは雨の日ならではの楽しみ方ができる場所でもあります。

岡崎エリアは「ミュージアム・クラスター」とも呼ばれ、京都市京セラ美術館京都国立近代美術館細見美術館などが徒歩数分圏内に集まっています。

雨天時は屋外移動を最小限にして、これらの美術館巡りに切り替えるのが賢い戦略です。

また、南禅寺や平安神宮の庭園は、雨に濡れると苔の緑が鮮やかになり、石の質感も際立ちます。

雨が降る日本庭園や水路閣は独特の情緒(Atmosphere)があり、晴れの日とは違った静謐な美しさに出会えるチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。

平安神宮と南禅寺の観光は徒歩移動がおすすめ

ここまでご紹介してきた通り、平安神宮から南禅寺への移動は、単なる地点間の移動ではなく、それ自体が京都観光のハイライトになり得る体験です。

約1.7km、20分〜25分という距離は、岡崎疏水の風景やインクラインの歴史を感じながら歩くにはちょうど良い長さです。

バスの待ち時間を気にするよりも、自分の足で街の空気を感じながら進む方が、結果的に満足度の高い一日になるはずです。

これからプランを立てる際は、ぜひ「徒歩」を前提に、気になるランチスポットやカフェを組み込んで、あなただけの素敵な散策コースを作ってみてくださいね。

※記事内で紹介した所要時間や料金、店舗情報は執筆時点のデータや一般的な目安に基づいています。

実際の交通状況や営業状況は変動する可能性がありますので、訪問前には必ず各公式サイト等で最新情報をご確認ください。

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