ローカル案内

【京都で抹茶が飲めるお寺17選】絶景庭園から予約必須の穴場まで

こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。

京都でお寺巡りをするなら、美しい庭園を眺めながらお抹茶をいただく体験は外せませんよね。

でも、いざ探してみると「京都の抹茶が飲めるお寺で絶景を楽しみたいけれど、どこが一番いいの?」「静かな穴場でゆっくりしたい」と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

また、正座が苦手で椅子や立礼席がある場所を探していたり、夜間のライトアップや予約が必要かどうかが気になったりすることもあるでしょう。

拝観料も含めて安い500円程度で楽しめる場所から、並ばないための攻略法まで、知りたいことは尽きないですよね。

記事のポイント

  • エリア別に厳選した「抹茶が美味しい絶景のお寺」がわかります
  • 予約が必要な場所と、ふらっと立ち寄れる穴場が明確になります
  • 正座が苦手な方でも安心できる椅子席のあるスポットが見つかります
  • 夜のライトアップや季節限定の特別なお茶会情報が手に入ります

京都で抹茶が飲めるお寺のエリア別絶景ガイド

まずは、京都観光の主要エリアごとに、絶対に外せない「抹茶が飲めるお寺」をピックアップしてご紹介します。

有名な絶景スポットから、地元民しか知らないような隠れ家まで、エリアの特徴に合わせて厳選しました。

南禅寺周辺の絶景庭園と限定和菓子

京都の東側に位置する南禅寺エリアは、別荘地としての歴史も色濃く残る、非常に洗練されたエリアです。

ここで抹茶を楽しむなら、まずは南禅寺そのものをチェックしてみてください。

広大な境内にはいくつもの塔頭(たっちゅう)があり、特に春や秋の特別公開時期には、美しい庭園を眺めながらのお茶席が設けられることがあります。

そして、このエリアで私が特に推したいのが、南禅寺に隣接する無鄰菴(むりんあん)です。

明治時代の政治家・山縣有朋の別荘ですが、ここの庭園カフェは本当に素晴らしいですよ。

単にお茶を飲むだけでなく、庭師さんが丁寧に手入れした、まるで絵画のような庭園を、開放的な母屋から眺めることができます。

無鄰菴の注目ポイント
ここでは、老舗和菓子店による「無鄰菴限定の生菓子」が提供されています。

しかも二十四節気(約2週間ごと)に合わせて内容が変わるため、訪れるたびに新しい味に出会えるのが魅力です。

ただし、無鄰菴は非常に入場者数が増えており、現在は事前予約が推奨されています。

ふらっと行っても入れないことがあるので注意が必要です。南禅寺界隈は散策するだけでも気持ちが良い場所なので、ぜひ時間をとって巡ってみてください。

もし南禅寺周辺でランチや散策ルートに迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。効率よく回るコツをまとめています。

平安神宮から南禅寺へ徒歩が良い理由!時間とランチ・モデルコース

嵐山で苔や竹林を眺める休憩スポット

嵐山といえば渡月橋や竹林の小径が有名ですが、観光客の多さに少し疲れてしまうこともありますよね。

そんな時にこそ訪れてほしいのが、少し奥まった場所にあるお寺での抹茶体験です。

まずおすすめなのが大河内山荘庭園です。竹林の小径を抜けた先にあり、入場料にお抹茶とお菓子代が含まれているのが特徴です。

昭和の名優が作り上げた庭園は、比叡山や保津川を借景にしたダイナミックな眺めが魅力。散策の後に茶室で一服するのは、まさに至福の時間です。

もう少し静かな場所がお好みなら、祇王寺(ぎおうじ)はいかがでしょうか。

ここは「苔寺」としても知られるほど、一面に広がる苔の絨毯が美しい場所です。

控えめな草庵でいただくお抹茶は、平家物語の悲恋の歴史も相まって、深い情緒を感じさせてくれます。

祇王寺で提供されるお抹茶は京都の老舗「一保堂茶舗」のもの、お菓子は嵯峨野の名店「森嘉」の豆腐を使ったものなど、地域ブランドへのこだわりが感じられます。

また、少し中心部からは離れますが、鹿王院(ろくおういん)も要チェックです。

特に夜間の特別拝観では、人数限定で質の高いお茶会が開かれることがあり、嵐山の隠れた名スポットといえます。

祇園で椅子に座り楽しむカフェ風スタイル

「お寺で抹茶」というと、どうしても正座をして静かにしていなければならない…と緊張してしまう方もいるかもしれません。

でも、祇園エリアにはそんな常識を覆す、モダンでカジュアルなスポットが登場しています。

その代表格が、建仁寺の塔頭である西来院(せいらいいん)です。

なんとここでは、あのブルーボトルコーヒーとコラボレーションした抹茶ラテを楽しむことができるんです。

歴史ある禅寺の庭園を眺めながら、スタイリッシュなベンチに腰掛けてラテを飲む体験は、他では味わえない新しさがあります。

また、ねねの寺として知られる高台寺(こうだいじ)も、多様なニーズに応えてくれるお寺です。

本格的な茶道体験ができるコースから、拝観のついでに気軽に立ち寄れる呈茶席まで幅広く用意されています。

特に高台寺周辺は坂道が多いので、散策の合間に椅子席で休憩できるスポットは貴重ですね。

静かな穴場で安い料金で味わうひととき

有名な観光地はどこも混雑していて、ゆっくりお茶を楽しむ雰囲気ではない…とお悩みの方へ。

ここでは、私が実際に訪れて「ここは静かでいいな」と感じた穴場をご紹介します。しかも、お財布に優しい価格帯の場所を中心です。

東福寺の塔頭である芬陀院(ふんだいん)、通称「雪舟寺」は本当におすすめです。

水墨画家の雪舟が作ったとされる庭園は素晴らしいのですが、本坊の東福寺に比べて人が少なく、縁側でゆっくりと過ごせます。

拝観料とお抹茶を合わせても1,000円でお釣りがくる価格設定も嬉しいポイントです。

大原エリアにある実光院(じっこういん)も外せません。ここでは「不断桜」という、秋から春にかけて咲き続ける珍しい桜を見ることができます。

拝観料に数百円プラスするだけでお抹茶と和菓子がいただけるのですが、美しい額縁庭園を独り占めできるような贅沢な時間が流れています。

妙心寺の塔頭退蔵院(たいぞういん)も、通年で安定して素晴らしいおもてなしを提供してくれるお寺です。

季節の花々が美しい「余香苑」の茶席では、瓢箪(ひょうたん)とナマズをモチーフにしたオリジナルのお菓子が出されることがあり、話のネタにもなりますよ。

瑠璃光院など予約必須の人気寺院

最後に、少しハードルは上がりますが、それでも行く価値がある「予約必須」の人気スポットについて触れておきましょう。

その筆頭が瑠璃光院(るりこういん)です。SNSで話題になった、机に反射する青もみじや紅葉のリフレクション絶景は、一度は見てみたい景色ですよね。

春・夏・秋の特別公開期間のみ拝観可能で、特に紅葉シーズンは争奪戦となる事前予約が必要です。

注意点
瑠璃光院は拝観料が2,000円と他のお寺に比べて高額です。

しかし、写経体験ができたり、手入れの行き届いた庭園美を楽しめたりと、価格に見合う満足度は十分にあります。

抹茶席は別途有料の場合が多いですが、あの空間でいただく一服は格別です。

「予約してでも行きたい」と思わせる場所には、やはりそれだけの理由があります。

旅行の日程が決まったら、早めに公式サイトをチェックすることをおすすめします。

京都で抹茶が飲めるお寺を深く楽しむテーマ別提案

エリアでお寺を選ぶのも良いですが、ここでは「体験の質」や「シチュエーション」にこだわった選び方を提案します。

夜の幻想的な雰囲気や、足腰に不安がある方への配慮など、あなたの旅のスタイルに合わせて選んでみてください。

夜間のライトアップと幻想的な茶会

昼間とは全く違う表情を見せてくれるのが、夜のお寺です。

特に秋の紅葉シーズンや春の桜シーズンに行われるライトアップ(夜間特別拝観)では、お抹茶席が設けられることがあります。

例えば、高台寺やその向かいにある圓徳院では、ライトアップされた庭園を眺めながらお茶をいただくことができます。

昼間の喧騒が嘘のように、闇に浮かび上がる紅葉や竹林は息をのむ美しさです。

圓徳院は夜遅く(受付終了が21時半頃など)まで開いていることもあるので、夕食後の散策にもぴったりですね。

また、嵐山の鹿王院で行われる夜間拝観は、1日の入場人数を制限しているため、人混みに揉まれることなく静寂を楽しめるプレミアムな体験です。

事前予約が必要ですが、本格的なお菓子とお抹茶がセットになったプランなどは、特別な記念日にも最適かなと思います。

青もみじや枯山水が美しい名庭

紅葉の時期はもちろん素晴らしいですが、私が個人的に推したいのは「青もみじ」の季節、つまり初夏や梅雨時です。

雨に濡れた苔や青もみじは緑が濃くなり、生命力に溢れています。

一乗寺エリアにある詩仙堂(しせんどう)圓光寺(えんこうじ)は、建物と庭園の距離が近く、縁側に座って雨音を聞きながらお茶を飲むには最高のロケーションです。

また、東福寺の塔頭光明院(こうみょういん)は「虹の苔寺」とも呼ばれ、枯山水と苔の調和が見事です。

どの角度から見ても絵になるので、カメラ好きの方にはたまりません。

混雑を避けて、緑の中で深呼吸したい。そんな時はぜひ、これらのお寺を選んでみてください。

正座なしで立礼席がある美術館

「お寺の雰囲気は好きだけど、膝が痛くて正座ができない」というご相談をよくいただきます。

そんな方におすすめしたいのが、立礼席(りゅうれいせき)という、椅子とテーブルでお茶を点てるスタイルを取り入れている場所です。

お寺ではありませんが、南禅寺の近くにある野村美術館は要チェックです。

館内に立礼茶席があり、美術品鑑賞の合間に、椅子に座って季節の生菓子とお抹茶を楽しむことができます。

茶道具を間近で見られるのも美術館ならではのメリットですね。

先ほどご紹介した建仁寺の西来院も、ベンチスタイルで靴を脱いだ後の動線もスムーズなので、高齢の方や海外からのゲストを案内する際にも非常に喜ばれます。

無理なく楽しめる場所を選ぶのも、京都観光を成功させるコツですよ。

季節限定の特別な体験とお菓子

せっかく京都に来たのなら、「今、ここでしか味わえないもの」を選びたいですよね。

京都の寺院では、季節ごとに提供されるお菓子が変わることがよくあります。

例えば、無鄰菴の二十四節気のお菓子は、「雨水(うすい)」や「啓蟄(けいちつ)」といった季節の移ろいを表現した繊細なデザインで、食べるのがもったいないほど。

また、多くのお寺では、そのお寺ゆかりの紋が入ったお菓子や、地元の有名和菓子店とのコラボスイーツを提供しています。

「このお菓子が食べたいから、このお寺に行く」という選び方も、京都通っぽくて素敵だと思いませんか?

公式サイトやSNSで、その時期のお菓子情報をチェックしてから出かけると、楽しみが倍増しますよ。

旅の目的に合う京都で抹茶が飲めるお寺

ここまでたくさんのお寺をご紹介してきましたが、最後に改めて、あなたの旅の目的に合わせたおすすめを整理しておきます。

  • 初めての京都で失敗したくない方: 南禅寺、大河内山荘
  • 静かに自分と向き合いたい方: 芬陀院、祇王寺、光明院
  • 足腰への負担を減らしたい方: 建仁寺西来院、野村美術館
  • 特別な夜を過ごしたい方: 鹿王院(夜間)、高台寺

「京都 抹茶が飲める お寺」といっても、そのスタイルは千差万別です。

ぜひ、今の気分にぴったり合う一軒を見つけて、心洗われるひとときを過ごしてくださいね。

もし、お寺だけでなく「京都の街中で美味しい抹茶スイーツを食べ歩きたい!」という場合は、こちらの完全ガイドも参考にしてみてください。

エリア別のおすすめ店を網羅しています。

決定版!京都抹茶巡りコース完全ガイド:エリア別&目的別プラン

【免責事項】
本記事の情報は執筆時点のものです。拝観時間、料金、予約方法などは変更される可能性があります。訪問前には必ず各寺院の公式サイト等で最新情報をご確認ください。

-ローカル案内