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嵐山は何区?右京区と西京区の境界線と渡月橋の住所を解説

こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。

京都旅行の計画を立てていると、ふと「嵐山って住所でいうと何区なんだろう?」と疑問に思うことがありますよね。

「嵐山に行きたい」と思ってナビに入力しようとしても、京都市右京区なのか西京区なのか、あるいは全く別の住所が出てきて混乱してしまう。

そんな経験はないでしょうか。実は私たちが普段呼んでいる「嵐山」という観光地は、一つの行政区に収まっているわけではなく、川を挟んで複雑に入り組んでいるんです。

この記事では、「嵐山 住所」や「嵐山駅 何区」といった検索で皆さんが知りたい情報を整理し、「渡月橋 住所」の正確な位置や「竹林の小径 住所」の意外な事実についてわかりやすくお話しします。

「嵐山の本当の顔をご存知ですか?」という問いかけと、ナビ入力時に右京区か西京区かで混乱する旅の悩みを提起しているスライド

記事のポイント

  • 観光地としての「嵐山」は桂川を境界に右京区と西京区に分かれている
  • 渡月橋は北詰が右京区で南詰が西京区という行政区の架け橋である
  • 有名な竹林の小径や天龍寺があるメインエリアは実は「右京区嵯峨」
  • 3つある嵐山駅はそれぞれ区が異なるため待ち合わせには注意が必要

嵐山は何区?右京区と西京区の境界

「嵐山は何区ですか?」と聞かれたとき、地元の人でも一瞬考え込んでしまうことがあります。

なぜなら、観光ガイドブックに載っている「嵐山エリア」は、行政上の境界線をまたいで広がっているからです。

まずは、この少しややこしいけれど面白い「区の境界線」について紐解いていきましょう。

嵐山の住所は右京区と西京区がある

結論から言うと、嵐山エリアは「右京区」と「西京区」の2つの区にまたがっています。

この2つを分かつ決定的な境界線、それが街の中央を流れる「桂川(大堰川)」です。

嵐山エリアの地図。桂川の北側(天龍寺・竹林エリア)が右京区、南側(モンキーパーク・阪急駅エリア)が西京区であることを示している図解

ざっくりとしたイメージとしては、川の北側(メインストリートや天龍寺がある方)が「右京区」、川の南側(モンキーパークや阪急駅がある方)が「西京区」となります。

私たちは普段これらをまとめて「嵐山」と呼んでいますが、行政サービスや郵便番号の区分では明確に分けられています。

エリア 行政区 主なスポット
川の北側 右京区 天龍寺、竹林の小径、嵐電嵐山駅、JR嵯峨嵐山駅
川の南側 西京区 阪急嵐山駅、嵐山モンキーパーク、法輪寺

このように、川を一本渡るだけで行政区が変わるのが嵐山の大きな特徴です。

「嵐山に行きたい」という場合、目的のスポットが川のどちら側にあるかを知っておくことが、スムーズな移動の第一歩になります。

渡月橋の住所は北詰と南詰で異なる

嵐山のシンボルである「渡月橋」。この橋の住所はどうなっているのでしょうか?

実は、橋そのものが右京区と西京区をつなぐ架け橋であり、橋の両端で住所が異なります。

  • 渡月橋 北詰(メインストリート側): 京都市右京区嵯峨中ノ島町
  • 渡月橋 南詰(モンキーパーク側): 京都市西京区嵐山中尾下町

もしカーナビや地図アプリで「渡月橋」を目的地に設定する場合、一般的にはお土産屋さんや飲食店が立ち並ぶ「北詰(右京区側)」を目指すのがおすすめです。

南詰に行くと、少し落ち着いた雰囲気になり、メインの観光エリアからは川を挟んだ対岸になってしまうからです。

豆知識:中ノ島公園はどっち?
渡月橋の途中にある中州の公園(嵐山公園中ノ島地区)は、住所としては「右京区」に属します。

つまり、橋を渡り始めて中州にいる間はまだ右京区で、完全に南側に渡りきったところで西京区に入るというわけです。

渡月橋のイラスト。北詰が右京区、南詰が西京区であり、橋の途中にある中州(中ノ島地区)は右京区であることを説明している図

竹林の小径の住所は右京区嵯峨地区

インスタグラムや旅行雑誌で必ず目にする「竹林の小径」。

ここに行きたくて住所を調べる方も多いと思いますが、住所検索をする際は注意が必要です。

竹林の小径がある場所の正式な地名は、「嵐山」ではなく「嵯峨(さが)」です。

具体的な住所は「京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町」周辺となります。

「嵐山 竹林」と検索しても場所は出てきますが、住所として入力するなら「嵯峨」というキーワードが重要になります。

多くの観光客がイメージする「ザ・嵐山」な風景のほとんどは、実は行政地名でいうと「右京区嵯峨エリア」にあるんですね。

竹林の小径周辺は早朝の散策が特におすすめです。混雑を避けて静かな京都を楽しみたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

京都の観光客が少ない時期はいつ?冬と初夏の穴場を徹底解説

嵐山公園の範囲と各地区の行政区画

観光中に「嵐山公園」という看板をよく見かけますが、この公園もまた広大で、複数の地区に分かれています。

それぞれ行政区がどうなっているのか整理してみましょう。

  • 亀山地区(右京区): 竹林の小径の先にある丘陵地。展望台から保津峡を見下ろせます。
  • 中ノ島地区(右京区): 渡月橋の北側にある中州の公園。桜の名所として有名です。
  • 臨川寺地区(右京区): 渡月橋の北詰すぐ西側にある松の美しいエリア。

一方で、対岸の西京区側にも公園としての整備区域があり、山全体を含めて広義の「嵐山公園」とされることがあります。

休憩スポットを探すときは、「今いる場所が川の北(右京区)か南(西京区)か」を意識すると、現在地を把握しやすくなりますよ。

嵯峨と嵐山の地名ブランドのねじれ

竹林の写真(右京区嵯峨)と山の写真(西京区嵐山)を並べ、観光客が呼ぶ嵐山と、実際の住所上の嵐山・嵯峨のねじれ現象を解説したスライド

ここまでの話で、「あれ? 嵐山って言ってるけど、メインの場所はほとんど『嵯峨』じゃないか」と気づいた方は鋭いです。

実はここに、観光ブランドとしての「嵐山」と、行政地名としての「嵐山」のねじれが存在します。

歴史的に見ると、本来の「嵐山」とは、川の南側(西京区)にある山の名前でした。

対して、貴族たちが別荘を構えた北側は「嵯峨」です。

しかし、その嵯峨エリアから眺める嵐山の景色があまりにも美しく有名になったため、いつしか眺める側の嵯峨エリアも含めて、地域全体を「嵐山」と呼ぶようになったと言われています。

ここがポイント
住所上の「京都市西京区嵐山○○町」こそが、地名としての本家・嵐山ですが、現在の観光の中心地(お店やお寺が多いエリア)は、住所上は「京都市右京区嵯峨○○町」です。

嵐山は何区か把握し駅と移動を攻略

「嵐山は何区か」という知識が最も役に立つのは、実は駅での待ち合わせや移動ルートを決めるときです。

京都には「嵐山」と名のつく駅が3つもありますが、区の違いを理解していないと、とんでもない間違いをしてしまうことがあります。

3つの嵐山駅は何区にあるか比較

「嵐山駅で待ち合わせね!」と言って、友人が来なかったという悲劇は京都観光あるあるです。

3つの駅は運営会社が違うだけでなく、所在する区も明確に異なります。

駅名 路線 行政区 特徴
嵐山駅 嵐電(京福) 右京区 メインストリートのど真ん中。食べ歩きに便利。
嵯峨嵐山駅 JR西日本 右京区 京都駅から最速。トロッコ列車の駅が隣接。
嵐山駅 阪急電鉄 西京区 大阪方面から便利。渡月橋を渡ってアクセス。

嵐電とJRは右京区にあり中心部に近いが、阪急嵐山駅だけは西京区にあり渡月橋を渡る必要があることを警告する図

このように、同じ「嵐山駅」でも、嵐電は右京区、阪急は西京区と、川を挟んで全く別の場所にあります。

阪急嵐山駅は西京区で他は右京区

特に注意が必要なのが、阪急嵐山駅です。

この駅だけが「西京区」にあり、メインの観光エリア(天龍寺や竹林)に行くには、駅から歩いて渡月橋を渡る必要があります(徒歩約10〜15分)。

「駅を出たらすぐにお店がいっぱい!」というイメージを持っていると、阪急嵐山駅に降り立ったときに「あれ? 意外と静かだし山の中?」と驚くかもしれません。

逆に言えば、西京区側は自然が豊かで落ち着いているので、人混みを避けてゆったりスタートしたい方には最適な玄関口とも言えます。

カーナビ設定で役立つ正確な住所

スマートフォンの検索画面のイラスト。「嵐山」とだけ入力すると山中に案内される危険があるため、天龍寺の正確な住所入力を推奨している画像

車で嵐山に向かう際、カーナビに「嵐山」とだけ入力すると、西京区の山の中や住宅街に案内されてしまうことがあります。

確実に観光の中心地にたどり着くためには、以下の住所を入力するのがおすすめです。

おすすめのカーナビ設定住所

  • 天龍寺(メインエリアへ行くなら):
    京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
  • 阪急嵐山駅(南側から入るなら):
    京都市西京区嵐山東一川町

特に車で行く場合は、一方通行や土日の交通規制が非常に複雑です。

区の違いだけでなく、どのルートで入るべきかを事前に知っておくことが重要です。

車でのアクセスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ドライバーの方は必読です。

嵐山へ車で行くなら必読!渋滞回避ルートと安い駐車場を徹底解説

住むなら右京区か西京区かの違い

観光客で賑わう右京区の商店街の写真と、緑豊かで静かな西京区の住宅街の写真を対比させ、それぞれのエリアの特徴を記したスライド

少し視点を変えて、観光ではなく「住む場所」として見た場合、「嵐山(何区か)」という問いは生活環境の違いに直結します。

右京区(嵯峨エリア)は、JR山陰本線が使えるため京都駅へのアクセスが良く、古くからの商店街や住宅が密集しています。観光客の賑わいを日常的に感じるエリアです。

一方、西京区(嵐山エリア)は、阪急線を使って大阪(梅田)方面へ通勤する人に人気があります。

こちらは比較的閑静な住宅街が多く、自然を身近に感じながら静かに暮らしたいという方に選ばれています。

同じ嵐山周辺でも、川を越えるだけでライフスタイルがガラッと変わるのが面白いところですね。

嵐山は何区かの正解を知り旅を楽しむ

ここまで見てきたように、「嵐山は何区?」という疑問の答えは、「観光の中心は右京区、自然豊かなルーツは西京区」という二重構造にありました。

渡月橋の上で「今、右京区から西京区に入った!」なんて会話ができるのも、この知識があってこそです。

住所や区の違いを意識することで、待ち合わせのミスを防げたり、カーナビの設定がスムーズになったりと、旅の質は確実に上がります。

ぜひ今度の京都旅行では、右京区の賑わいと西京区の風情、その両方の「嵐山」を味わってみてくださいね。

渡月橋の上で区の境界を感じることが旅の記憶を変えるというメッセージ。「これで、あなたも嵐山通」と締めくくるスライド

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