
こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。
京都観光の定番といえば、やはり祇園から清水寺への散策ですね。
地図アプリで検索して「徒歩約20分」という表示を見て、これなら余裕で歩けそうだと感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に歩いてみると想像以上の坂道や人混みに驚かされることがよくあります。
距離や時間の目安だけでなく、途中で立ち寄れる美味しいランチや食べ歩きスポット、そして意外と知られていない混雑を避けるルートなど、事前に知っておくだけで京都散策の満足度は大きく変わります。
記事のポイント
- 地図アプリではわからないリアルな所要時間と坂道のきつさ
- 混雑を回避して快適に歩くための穴場ルートと時間帯
- 休憩にぴったりなカフェやインスタ映えする食べ歩きグルメ
- 荷物預かりやトイレなど現地で慌てないための準備情報
祇園から清水寺までの徒歩ルートと所要時間

祇園エリアから清水寺までは、直線距離で見るとそれほど遠くありません。
しかし、京都の東山エリアは東に向かって山になっているため、移動は常に「登り坂」との戦いになります。
ここでは、実際に歩く際のリアルな感覚と、目的別に選べるルートについて詳しく解説していきます。
実際の距離と所要時間はどれくらい?
まず結論から言うと、Googleマップなどが示す「徒歩19分〜20分」という数字は、観光客にとってはほとんど当てになりません。
距離にして約1.5kmから2kmほどですが、このエリアには「写真を撮りたくなる景色」や「覗きたくなるお店」が密集しています。
さらに、日中は前に進むのもやっとというほどの混雑が発生することも珍しくありません。
【ここが注意点】
ただ目的地へ移動するだけでも30分以上、観光やお店を見ながら歩くなら最低でも60分〜90分は見ておくことを強くおすすめします。
特に夏場や着物をレンタルして慣れない草履で歩く場合は、さらに時間がかかります。
「意外と近い」と思って油断していると、到着する頃にはヘトヘトになってしまうこともあるので、時間と体力には十分な余裕を持って計画しましょう。
坂がきつい五条坂とおすすめのルート
清水寺へ向かうルートは主に3つありますが、どれを選ぶかで疲労度が大きく変わります。
多くの人が何も知らずに選んでしまいがちなのが、大通りである「五条坂」をひたすら登るルートです。
五条坂は最短ルートではあるのですが、長く単調な急勾配が続くため、ふくらはぎへの負担がかなり大きいのが特徴です。
また、観光バスやタクシーの往来も激しく、排気ガスや騒音が気になることもあります。
【おすすめの使い分け】
- 五条坂:とにかく最短で着きたい、バス停から直行したい人向け(ただしキツイ)
- 茶わん坂(清水新道):人混みを避けてマイペースに歩きたい、陶器のお店をゆっくり見たい人向け(穴場!)
- 二寧坂・産寧坂:「これぞ京都!」という景色を楽しみたい、写真重視の人向け(激混み覚悟)

個人的には、混雑を避けたいなら五条坂の途中から分岐する「茶わん坂」がおすすめです。
観光ルートとしての知名度が比較的低いため、比較的静かに歩くことができますよ。
観光に最適なモデルコースを紹介
限られた時間で効率よく、かつ満足度の高い散策をするためのモデルコースをご提案します。ポイントは「時間をずらす」ことです。

【朝活・効率重視コース】
混雑が苦手な方には、早朝の参拝が最強の選択肢です。清水寺はなんと朝6時から開門しています。
- 06:00 清水寺参拝(空気が澄んでいて最高です)
- 08:00 二寧坂のスターバックスで朝食(この時間なら入りやすい!)
- 09:00 混み始める前に産寧坂を通って祇園方面へ下山
【王道・満喫コース】
お店が開く時間に合わせて、賑わいを楽しむプランです。
- 10:00 祇園・八坂神社を出発
- 10:30 ねねの道〜二寧坂で食べ歩き&写真撮影
- 12:00 清水寺周辺でランチ
- 13:30 清水寺参拝
このように、目的によって時間を使い分けるのが賢い京都観光のコツです。
清水寺から八坂神社へ!周辺の見どころ満載のルートガイドはこちら
バスやタクシーと徒歩移動の比較
「歩くのは大変そうだからバスやタクシーを使おう」と考える方も多いと思いますが、ここにも落とし穴があります。
特に桜や紅葉のシーズン、連休中の東大路通は凄まじい渋滞が発生します。
| 移動手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 徒歩 | 時間が読める、景色や買い物を楽しめる | 体力を消耗する、坂道がきつい |
| バス | 運賃が安い(230円) | 渋滞で進まない、車内が満員で乗れないことも |
| タクシー | プライベート空間で快適、荷物があっても楽 | 渋滞に巻き込まれると料金が高くなる、五条坂で降ろされることが多い |
渋滞にはまると「歩いたほうが早かった」ということもよくあります。
足腰に不安がある場合を除いて、基本的には祇園からなら徒歩で移動し、そのプロセス自体を楽しむのが、結果的に最もストレスが少ないかもしれません。
地図よりも時間がかかる理由とは
なぜ「徒歩20分」が「60分」になってしまうのか。その最大の理由は、「マルチタスクな移動」になるからです。

このエリアは単なる通り道ではなく、巨大なエンターテインメント空間です。
「あ、このお団子美味しそう」「ここで着物の写真を撮りたい」「お土産屋さんをちょっと覗こう」といったアクションが数メートルおきに発生します。
これにより、歩行速度は通常の時速4kmから、時速1〜2km程度まで落ち込みます。
【豆知識】
特に「産寧坂(三年坂)」の階段付近は、記念撮影をする人でボトルネックになりがちです。
自分のペースで歩くことは難しいと割り切り、人の流れに乗ってゆっくり進む心の余裕を持つことが大切です。
祇園から清水寺を徒歩で楽しむ食べ歩きプラン
さて、ここからはお楽しみの「食」についてです。
祇園から清水寺への道のりは、現代的な映えスイーツから伝統的な和菓子までが揃う、まさに食べ歩き天国。
移動の疲れを癒やしてくれる最高のお店をご紹介します。

食べ歩きやランチができる人気店
このエリアの食べ歩きグルメは、片手で持てる「ワンハンド」系と、しっかり座って食べるランチ系に分かれます。
まず、インスタ映えを狙うなら「雲ノ茶(KUMONOCHA)」は外せません。
ここの雲の形をしたムースは見た目が抜群に可愛らしく、SNSでも大人気です。
また、「京ばあむ」の食べ歩き用ソフトクリームも、歩きながら京都ブランドの味を楽しめるのでおすすめです。
しっかりとお昼ご飯を食べたいなら、湯豆腐などの京料理が楽しめる「清水 順正 おかべ家」や、カレーうどんが名物の「京・清水 しげもり」が良いでしょう。
「しげもり」には座敷席もあるので、坂道で疲れた足を伸ばして休めるのが本当にありがたいポイントです。
休憩に便利なカフェやスタバの情報
歩き疲れた時の休憩スポットとして、絶対にチェックしておきたいのが「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」です。
ここは世界で唯一、畳の座敷でコーヒーが飲めるスタバとして知られています。
築100年以上の日本家屋を使用しており、雰囲気は抜群。ただし、日中は入店待ちの行列ができることがほとんどです。
【狙い目の時間帯】
周辺の多くのお店が10時開店なのに対し、このスタバは朝8時から営業しています。
朝一番の参拝のあとに立ち寄れば、比較的スムーズに座れる可能性が高いですよ。
また、少し中心部から離れますが、フルーツサンドが有名な「市川屋珈琲」も、わざわざ足を運ぶ価値のある素晴らしいカフェです。
人混みを離れて静かに過ごしたい方には特におすすめです。
荷物はロッカーに預けて手ぶら観光
徒歩での回遊において、最大の敵は「荷物」です。石畳の道や階段、そして人混みの中でキャリーケースを引いて歩くのは、自分にとっても周りにとっても大変危険です。
祇園四条駅や河原町駅のコインロッカーは競争率が高く、特に大型サイズはすぐに埋まってしまいます。
そこで活用したいのが、「ecbo cloak(エクボクローク)」などの荷物預かりサービスです。
スマートフォンで事前に予約ができ、カフェや着物レンタル店などの空きスペースに荷物を預けることができます。
ドン・キホーテなどでも実施していることがあるので、坂道を登り始める前に、必ず荷物は平地で預けておくようにしましょう。
これをするかしないかで、疲労度が段違いです。

周辺で買いたいおすすめのお土産
お土産選びも楽しみの一つですが、買うタイミングには戦略が必要です。
登りの段階で買ってしまうと、その後の参拝中ずっと荷物を持つことになります。
「行きは目星をつけるだけ、帰りの下り道で購入する」のが鉄則です。
おすすめのお店としては、可愛らしい金平糖や飴が小瓶に入った「産寧坂まるん」は、配り用のお土産として女性に大人気。
また、甘いものが苦手な方やご家庭向けには、ちりめん山椒や佃煮が美味しい「三十六峰」などが喜ばれます。
【売り切れに注意】
一部の人気商品(例:月下美人のみたらし団子など)は、夕方になると売り切れてしまうことがあります。
「これだけは絶対欲しい!」というものは、例外的に先買っておくか、在庫状況を確認しておくと安心です。
夜のライトアップ散策での注意点
春・夏・秋に行われる清水寺の夜間特別拝観(ライトアップ)は幻想的で素晴らしい体験ですが、昼間とは違う注意点があります。

それは「周辺店舗の閉店時間が早い」ことです。
清水寺自体は21時頃まで開いていても、参道のお土産屋さんやカフェは、通常通り17時〜18時には閉まってしまうお店が大半です。
「ライトアップを見た後にこの辺でご飯を食べよう」と思っても、お店がどこも開いていない...という事態になりかねません。
夜間拝観に行く場合は、夕食の場所を祇園や河原町エリアで予約しておくか、事前に営業時間をしっかりリサーチしておくことが大切です。
祇園から清水寺への徒歩観光まとめ
祇園から清水寺への徒歩ルートは、単なる移動手段ではなく、それ自体が京都を味わうメインイベントの一つです。
確かに坂道はきつく、人も多いですが、その道中には「京都らしさ」が凝縮されています。
混雑を避けるなら「茶わん坂」、景色を楽しむなら「二寧坂」、そして荷物は預けて身軽に。
これらのポイントを押さえておけば、きっと心に残る素晴らしい散策になるはずです。
しっかりと準備をして、京都の風情を存分に楽しんできてくださいね!
