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清水寺から八坂神社へ徒歩で楽しむ!完璧観光ルートガイド

こんにちは。京都ノオト、運営者の「MASA」です。

清水寺から八坂神社への徒歩ルートは京都観光の王道コースですが、実際に歩くとどのくらいの時間がかかるのか、距離は遠くないのかと気になりますよね。

せっかくなら美味しいランチや食べ歩きグルメも楽しみたいですし、効率的に回れるモデルコースを知りたいはずです。

もし疲れてしまったらバスやタクシーを使ったほうが良いのか迷うこともあるかもしれません。

この記事では、そんな皆さんの疑問を解消しながら、私が実際によく歩くおすすめのルートを詳しく紹介していきます。

記事のポイント

  • 清水寺から八坂神社までの実際の所要時間と距離
  • 混雑を回避して効率よく回るための具体的な戦略
  • ルート上で立ち寄るべき絶景スポットと名店
  • 失敗しないための移動手段の選び方と注意点

清水寺から八坂神社への徒歩基本情報

まずは、このゴールデンルートを歩く上で絶対に知っておきたい基本的な情報からお話しします。

距離や時間はもちろん、どちらからスタートすべきかという重要な戦略についても触れていきますね。

徒歩での移動距離と所要時間の目安

清水寺から八坂神社までの距離は、寄り道をどの程度するかにもよりますが、およそ1.3kmから1.6kmほどです。

数字だけ見ると「意外と近いな」と思われるかもしれませんね。

所要時間に関しては、少し注意が必要です。単純にA地点からB地点へスタスタと歩くだけなら、大人の足で約20分から30分程度で到着します。

しかし、このルートの魅力は、その道中にある数々の名所やお店です。

私の経験上、お土産を見たり、写真を撮ったり、少し食べ歩きをしたりすることを考えると、最低でも2時間、できれば3時間は見ておくことを強くおすすめします。

「徒歩20分」という情報だけを信じてスケジュールを組むと、せっかくの東山散策がただの競歩になってしまいますからね。

八坂神社から向かう逆ルートの注意点

観光プランを立てる際、「八坂神社から清水寺へ向かうルートはどうなの?」と考える方も多いと思います。

結論から言うと、私はこの「逆ルート」はあまりおすすめしません。

逆ルート(八坂神社→清水寺)のデメリット

  • ずっと上り坂になる:八坂神社から清水寺へは、緩やかですが長い上り坂が続きます。特に夏場や着物を着ている時は、体力をかなり消耗します。
  • ゴールが混雑のピークになる:日中に到着すると、ゴールの清水寺が最も混雑している時間帯にぶつかってしまいます。

基本的には、標高の高い清水寺からスタートして、八坂神社へ向かって「下っていく」流れの方が、体力手的にも圧倒的に楽ですよ。

徒歩とバスやタクシー移動の比較

この区間は、バスやタクシーで移動することも可能です。

しかし、「観光」を目的にするなら、やはり徒歩がベストでしょう。

移動手段 所要時間(目安) 特徴と注意点
徒歩 20分〜3時間 東山の魅力を全て体験できる最高の手段。時間はかかるが満足度は高い。
タクシー 約5〜10分 最も早いが、風情ある街並みは通過してしまう。足腰に不安がある場合や、時間がない時の緊急手段として。
バス 約15分+待ち時間 安価だが、観光シーズンは渋滞に巻き込まれやすく、バス停からの移動も発生するため、意外と効率が悪いことも。

特別な事情がない限り、この区間は「歩くこと自体が観光」だと捉えて楽しむのが京都流の過ごし方かなと思います。

混雑を避けるための戦略的アドバイス

京都屈指の人気エリアだけに、日中の混雑は避けられません。

特に桜や紅葉のシーズン、週末の午後は、産寧坂(三年坂)あたりは身動きが取りづらくなるほどです。

私のおすすめする最強の混雑回避策は、「早朝スタート」です。

清水寺は朝6時から開門しています。少し頑張って早起きし、6時台に清水寺を参拝してみてください。

その後の産寧坂や二寧坂も、まだ人が少なく、まるでタイムスリップしたかのような静寂な街並みを独り占めできます。

早朝スタートのメリット・デメリット

  • メリット:驚くほど人が少ない絶景写真が撮れる。静かに参拝できる。
  • デメリット:沿道のお店の多く(10時頃開店)がまだ閉まっている。

「静寂」を取るか「賑わい」を取るか、旅のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。

清水寺と八坂神社をつなぐ徒歩コース

ここからは、私が実際に友人を案内する時にも使っている、鉄板のモデルコースをご紹介します。見どころを漏らさず、効率よく回れるルートです。

定番の観光モデルコース完全ガイド

清水寺から八坂神社へ向かうゴールデンルートは、次のような流れで進むのが最もスムーズです。

  1. 清水寺:まずは「清水の舞台」で有名な本堂を参拝。
  2. 清水坂(松原通):賑やかなメインストリートを下ります。
  3. 産寧坂(三年坂):ここから風情ある石畳のエリアへ。転ばないように注意!
  4. 二寧坂(二年坂):大正時代の街並みが残る美しい通りです。
  5. 八坂の塔(法観寺):東山のシンボル。絶好の撮影スポットです。
  6. 八坂庚申堂:カラフルな「くくり猿」で有名なフォトスポット。
  7. ねねの道・石塀小路:少し寄り道して、静かな路地の雰囲気を味わいましょう。
  8. 円山公園:春は桜が有名。少し休憩するのにも良い場所です。
  9. 八坂神社:ゴール!24時間参拝できるので時間を気にせず到着できます。

この順番で巡れば、東山エリアのハイライトをほぼ網羅できますよ。

ルート上で絶対に見るべきスポット

移動中、特に注目してほしいのが「八坂の塔」周辺の景色です。

坂道の上から見下ろす五重塔の風景は、まさに「ザ・京都」。ガイドブックでも必ず使われるアングルですね。

また、最近特に人気なのが「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」です。境内いっぱいに吊るされたカラフルな「くくり猿」は、写真映え抜群です。

これは単なる飾りではなく、欲を一つ我慢することで願いを叶えてくれるという信仰に基づいたもの。ぜひ一つ奉納して、願い事をしてみてください。

少し大人の雰囲気を味わいたいなら、「石塀小路(いしべこうじ)」へ。

迷路のような細い路地に料亭や旅館が並び、ここだけ時間の流れが違うような静けさがあります。

食べ歩きにおすすめの人気グルメ

清水坂や産寧坂は、誘惑の多い食べ歩き天国です。定番ですが、やはり「生八ッ橋」は外せません。

多くのお店で試食ができるので、お気に入りの味を見つけるのも楽しいですね。

また、手軽に食べられる「湯葉チーズ」の練り物や、写真映えする可愛い見た目の「団子」なども人気です。

ただし、京都では「歩き食べ(歩きながら食べること)」はマナー違反とされることが多いので、お店の前や指定されたスペースで立ち止まって楽しむようにしましょう。

立ち寄りたいおしゃれなランチとカフェ

このエリアで休憩するなら、一度は訪れてみたいのが二寧坂にある「スターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」です。

世界で唯一、築100年以上の日本家屋でお座敷に座ってコーヒーが飲めるスタバとして大人気です。

ただし、非常に入店待ちの列ができやすいので、時間に余裕を持って訪れるか、開店直後を狙うのがコツです。

もし混雑を避けたい場合は、少しメイン通りから外れた場所にあるカフェを探すのも手です。

最近では東大路通に近いエリアにもおしゃれなカフェが増えてきているので、散策がてら自分だけのお気に入りを見つけるのも楽しいですよ。

産寧坂周辺で買いたい京都のお土産

お土産探しもこのルートの醍醐味です。産寧坂周辺には、老舗の「京漬物」屋さんが何軒も並んでいます。

試食をさせてくれるところも多いので、旬の野菜を使ったお漬物を探してみてください。

また、「清水焼」の陶器や、可愛らしい和雑貨のお店も充実しています。

特に女性に人気なのが、和柄の小物や、京都らしい素材を使ったコスメですね。自分へのご褒美にもぴったりかなと思います。

清水寺から八坂神社への徒歩観光まとめ

清水寺から八坂神社への徒歩ルートは、単なる移動ではなく、京都の魅力を凝縮した素晴らしい体験そのものです。

約1.5kmの道のりですが、時間をたっぷり使って、景色やグルメを楽しみながらゆっくり歩くのが正解です。

混雑を避けたい方は早朝スタートを、賑わいを楽しみたい方は日中にと、目的に合わせて計画を立ててみてください。

皆さんの京都散策が素敵な思い出になることを願っています!

※記事内の情報は執筆時点のものです。拝観時間や店舗の営業状況は変更される可能性があるため、お出かけ前に最新の公式サイト情報をご確認ください。

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